関係各位
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、2005年に設立されたCEPEX(シーペックス)「センター・フォー・プロフェッショナル・エクスチェンジ」は、お陰様で最初に企画した活動期間の10年を無事に終えましたが、次世代の知日派親日派の育成が急務という昨今の状況を鑑み、この度、体制を一新して更に10年間の活動延長の手続きを行いました。これまでのご協力に厚く御礼を申し上げるとともに、引き続きご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
(1)活動10年延長・新体制:
The original charter was set for a period of ten years. As we look at the state of U.S. and Japan relations, we perceive the need for our mission to help cultivate the next generation of Japan hands, and provide an organizing partner for our Japanese counterparts, remains as strong as ever. With this in mind, CEPEX has extended the charter for another ten years, to December 31, 2025. We will continue to seek opportunities to help develop stronger relationships between the U.S. and Japan and encourage a new generation of thought leaders.
Chairman of the Board of Trustees: Yukio Tada 多田幸雄
Chairman: John Basalla ジョン・バサラ
President: Nicole Uehara ニコル上原
Director: Andrea Wert アンドレア·ワート
New York Representative: Justin Manger ジャスティン・メィンジャー
Nagasaki Representative: Masayuki Susai 須齋正幸
Special Advisor: Ken Kuribayashi 栗林 顕
(2)10年前の設立経緯:
CEPEXは「センター・フォー・プロフェッショナル・エクスチェンジ」の略字で、日米専門家の先細りの問題意識を共有する在ワシントン有識者の総意により2005年に設立された。日本語で内容を表すと「日米国際戦略高等教育交流専門家育成推進機関」。しかし、この名称を使わなかったのは設立準備に際して、半年かけて官民学の各界有識者を多数招いて行なった公開討論の結果である。次世代の米国の知日派育成を支援する新しい組織であれば、国際的(International)、戦略的(Strategic)、高等(Advanced)であることは、目標ではなく大前提。それらを使用したのは冷戦時代の発想で21世紀ではより進んだアプローチが必要と、最近話題のスマート・パワー的な発想で幾つか候補が出されたが、最後の決め手になったのは一番簡単なドメイン名。CEPEXはhttp://www.cepex.org/ が取得できたことから遡って作られた造語で、それをシーペックスとしたのは英語の韻が良いという助言から。
こうした展開は日本人関係者の内なる議論だけでは、決して出てこなかったと改めて思う。そしてこの日米官民学合同の自由討論によるアプローチ自体がCEPEXの性格を良く表している。創設メンバーは全員、これまでに何らかの形で長年、日米交流に関わっており、お陰様で設立翌年2006年6月には米歳入庁より非課税501(C)3を取得。名実共に米国のNPOとして活動を続け、多くの提携協力機関に恵まれてきた。
敬具
多田幸雄・ニコル上原